[ConTeXtで遊ぶ(1)],[(2)],[(3)],[(4)],[(5)].
ConTeXtで遊んでいる.と言うわけで,遊んでみたことのメモ書き的なものを残す.ConTeXtが何かというのは例えばWikipediaを参照.日本語は残念な気分になりがちなので英語文書にする.バージョンで色々と変わると思うのだけど,手元で試しているのは次の通り.
>context --version mtx-context | ConTeXt Process Management 0.62 mtx-context | mtx-context | main context file: C:/w32tex/share/texmf-dist/tex/context/base/context.mkiv mtx-context | current version: 2015.10.09 21:28
W32TeXでのを使っている.W32TeXを入れた直後はConTeXtのインストールがすんでいない状態なので,次をしておく必要がある.(deltexlsrの実行はお好みで.)
> installmk4 > deltexlsr
ソースはUTF-8で書かなければなりません(といいながら英語文書だと関係ないけど).コンパイルは
> cotext source.texとする.
とりあえず文書
簡単なソースはこんな感じ.
\starttext
\startstandardmakeup
\midaligned{Try \ConTeXt}
\midaligned{by}
\midaligned{abenori}
\stopstandardmakeup
\section{Introduction}
This is a introduction of something.
\section{Notation}
We use the following notation.
\subsection{something I}
Let A be a something...
\stoptext
- マークアップ言語.\から始まるのが命令となる.
- 全体は\starttextと\stoptextで囲む.
- 見出しをつけるための命令として\part / \chapter / \section / \subsection / \subsubsectionがある.番号が付かないのは\title / \subject / \subsubject / \subsubsubject.\titleが\chapterに対応する.
- タイトルは自分で書く.上では\startstandardmakeup / \startstandardmakeup内でそれっぽいのを自分で出力している.*1
- \start*** / \stop***という命令はよく現れる.*2
- 引数は{}で囲まれるものと[]で囲まれるものがある.一般的には{}が文書の一部であり,[]は(上にはないが)命令に対する設定.
数式
インライン数式は$と$で囲む.ディスプレイ数式は\placeformulaをおいた後\startformula / \stopformulaで囲む.
We have $A = B$ and $B = C$, hence
\placeformula
\startformula
A = B = C
\stopformula
数式番号が勝手に付く.不要な場合は\placeformula[-]とする.複数行の数式を並べたい場合は\startmathalignment / \stopmathalignmentを使う,と思う.(いろいろなところの記述がまちまちで,推奨されているのがどれかわかりません…….)
\placeformula[-]
\startformula
\startmathalignment
\NC 3x + 2y \NC = 5\NR
\NC 7x + 5y \NC = 2\NR
\stopmathalignment
\stopformula
NCはnew column,NRはnew returnだそうです.*3調子に乗ってさらに続けると失敗します.その場合は,[n=???]として横の数を指定してやる.
\placeformula[-]
\startformula
\startmathalignment[n=3]
\NC 3x + 2y \NC = 5 \NC = v + w\NR
\NC 7x + 5y \NC = 2 \NC = v + 2w\NR
\stopmathalignment
\stopformula
こんなんもあるみたい.
\placeformula[-]
\startformula
\startmathalignment[m=2]
\NC 3x + 2y \NC = 5 \NC v + w \NC = 5\NR
\NC 7x + 5y \NC = 2 \NC v + 2w \NC = 2\NR
\stopmathalignment
\stopformula
さらにa + 3b = 5とか続けたい場合はm=3とする.n=と同時指定も可能.上の場合は(省略できるけど)n=2を指定するべきのようです.
LaTeXでおなじみの命令はだいたい使えるみたいなんですが,なぜか\X{abc}から{\X abc}に変わっている気がします.
${\mathbf X}$ % \mathbf{X}だとよくない
追記:\X{abc}でよいような気がしてきた.
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