2016年12月10日

昔の復活第一弾.二年前の11月に滞在許可をもらったときのもの.

今日,一年の滞在許可をもらうことができた(と思う).手続き関連はWebを回って参考にしていたりもしたので,同じような人のために(思い出せる限り)書いておく.2014年の研究者ビザの話.研究者は結構楽な方らしいですが.

手続きは日本でやるものとフランスに来てからやるもののふたつ.日本では広尾のフランス大使館に行く.地方に住んでいるとつらい.受け取りに行く必要はなく,郵送してくれる.出してから三週間ほどで来たと思う.申請の予約をしていけばよい.行く一月ほど前に予約をした.

フランス大使館では,申請書,OFII(移民局)提出用フォーム,写真,パスポート,お金,Convention d'accueil,宛名と切手のついている封筒(郵送で返してもらうため).申請書とOFII提出用フォームはWebにあったのをダウンロードして家で書いていった.(現地にもある.)ミスがあったが線でひいて直したら大丈夫だった.それとパスポートのコピーも必要だったらしいが,免除してもらえた.「次は持ってきてください」って言われたけど,次っていつだよ…….Convention d'accueilはフランスの滞在先の大学に出してもらう書類.これの入手のみが非自明.

  • 5月8日にVignerasにメール.すぐに対処してくれたのだが,週末だったり事務がいなかったり…….
  • 5月22日.フランスの事務からメール.書かれていた必要書類は「パスポートのコピー」「birth certificateのコピー(両親,祖父母を含む)」「学位証明」「履歴書(フランス語または英語)」「フランスでの銀行口座」「旅行保険証書」「scholarship attestationのコピー」.全てスキャンでよい.とりあえず「フランスでの銀行口座」は無理,保険もすぐには無理,と返事.同時にこばやしさんにきいてみたけど,このあたりはいらなかったらしい.ボストンにいたときなので,帰って成田から東大(学位証明の送付をお願い)と学術振興会(特別研究員であることの証明の送付をお願い)に郵送.それと戸籍謄本を取得しておく.
  • 6月5日.銀行口座はいらなかった,が保険証書とbirth certificateはいる,という返事(戸籍謄本を送っていなかった).一応手元で親や祖父母のを用意しつつ,自分のフランス語訳を用意し,送付.訳はフランス大使館のページにあった会社の一つのヌーベル・エコ−ルにお願いした.急いでほしいとメールをしたら,送った戸籍謄本のスキャンをもとにスキャンデータをまず送ってくれた.保険は海外特別研究員用のに入るつもりだったので,学術振興会に電話をしたら「八月まで無理」と言われた.その旨をメール.ってかこばやしさんいらないって言ってるんだってば.
  • というかよく考えると二つのメールの間に二週間あるので,次のメールが二週間後で「必要なんだけど」だとやばい.そうか,Vignerasに泣きつけばいいのだと,6月7日(土)に事情をメール.彼女はすぐにやってくれて,次の週の月・火・水に事務に足を伸ばしてくれた.水曜にhead secretaryに会えたらしく,「ともかく保険証書なしでやってみる」と言ってくれたというメール.(大学からCNRS→警察と書類が回るらしい.)
  • 6月23日.Convention d'accueilのスキャンデータが来た.本物が来たのはいつだったか覚えていないけど,この数日後だったと思う.

フランスについてからの手続きは,こばやしさんからの話やWeb検索をあわせると「OFII提出用フォーム(日本での申請時に書いたもの)」をOFIIに送ると,そこから「いついつに来い」という手紙(最近はメール?)が来て,いくと健康診断が行われそれで晴れて滞在許可を得るらしい.ここが割と楽なのは研究者用だから.

  • 9月3日.大学に行き,鍵などをもらうついでに,事務に「何かやらないとならないんだけど」とOFII提出用フォームをみせたら書いてくれて「送っておくよ」とやってくれた.
  • 9月22日.家にOFIIから手紙.曰く「書類不備」.
  • 9月24日.3日にお願いした事務に「こんなん届いた」とみせたら,パスポートのコピーが必要らしいと言いながらコピーをとってまた送ってくれた.
  • 10月27日.あまりにも連絡が来ないので,OFIIを直接訪ねた.Bastilleから少し行ったところで,Jussieuから歩いて行ける.行くとそこにいたおにいちゃんが(嫌そうに)英語で話してくれて(最初フランス語だったけど)「ドキュメント送った?」「じゃぁパスポートみせて」.そのまま日付が決まって,紙を三枚もらった.全部フランス語.
  • 11月14日(今日).紙に書いてあった日.持って行ったのは「パスポート」「印紙(に対応するもの?)」「家の契約書」と10月27日にもらった紙.印紙はWebから買える.VLS-TSとかいうのを選んだら買えた.241ユーロ.パスポートにシールを貼られて終了.

改めて書いてみると,さして複雑なことはしていないのだけど,とにかくいつ返事が来るのかわからないというのが嫌な感じだった.ってか仕事しろよマジで.一方で仕事の速いVignerasはありがたかった.ご迷惑おかけしました…….

今日はOFIIに行ってきたのだけど,行って紙をみせると,階段をさしながら「ごーしゅ」ゴーシュってどっちだっけ.マインゴーシュだから……と思っていたら「left」と言われた.言われた通りに行くと,事務っぽいカウンターとその前で叫ぶおばちゃん.どうも書類が足りていない(住居証明がない?)らしい.が,おばちゃんは自分が用意できるのはこれだけだ,しかも日曜にはケンブリッジに行かなければならない(どうも研究者らしい)と言い続ける.全て英語なのだが,相手しているOFIIの方はずっとフランス語.で,間で通訳している人が一人(後で気がついたのだが,日本人だったみたい).OFIIの人は英語をはなさないんじゃなくて話せないのか……?移民局で働いているのに…….そうこうしているうちにOFIIの人がどっかにいって,戻ってきて手続きをして,どうも手続きが完了したらしい.言えば通るという感じだなぁ.

実は自分ももらった紙に書いてあるのを一つ無視してきたので,微妙にどきどきしながら待つ.が,結局は用意してきたものを出したらそのままパスポートにシールを貼られてスタンプ押されて「せふぃに」と言われた.あれ?健康診断は……?シールを見ても番号とかが書いてあるだけで何も書いていなく,それが意味するのもよくわからないし…….不安になったのでおおたくんにきいてみたが,同じようにされただけらしいので,まぁ大丈夫なんでしょう.

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