2017年2月12日

いろいろとkeyval形式でカスタマイズができる,というのは(副産物的ではあるけど)jlreq.clsの便利そうな点になっている.しかし行き当たりばったりでkey名を決めたりしているので,これでいいのかどうか…….ちと失敗したかなぁと思うのが,

\jlreqsetup{
  sidenote_mark={
    mark=<文字列>,
    headingfont=<命令>
  }
}
の部分.ここで入れ子構造を入れてしまった…….そうすると,全体的に入れ子を導入して,例えば
\documentclass[sidenote={
  width=<寸法>,
  type=[number/mark]
}]{jlreq}
とすべきだったのではないかと思い始めてしまった.しかし入れ子が深くなると利便性の観点ではマイナスかと思うので,上のsidenote_markを展開して,sidenote_marksidenote_headingfontの二つにしようかしら.

ちなみにこの各種設定,ドキュメントにないものが結構ある.正式仕様に格上げされる可能性もあるし,消え去る可能性もある.20170208ではバグっていたりするのもある.

クラスオプションa4paperなど

jarticleとかの互換性のために残してあります.paper=a4と同じでそっちを使うこと推奨.11ptとかもある.

クラスオプションfootnotetext_indent=[one/two]

脚注のインデントを指定します.4.2.5.dの図4.72を切り替えます.ドキュメントにないのは「one/two」というvalueがさすがにどうかと思うのだが,他のが思いつかないから.

\DeclareBlockHeadingの設定内
  • label_format: ラベルのフォーマット指定.\chapterが第1章とかなるのはこれを使っている.たぶんすぐに正式仕様になる.
  • subtitle_format: 副題のフォーマット指定.#1が副題自身に置き換わる.
  • fomart: 見出し全体のフォーマット.#1がラベルに,#2が見出し文字列に,#3が副題に変わる.対応するものがない場合は空になる.
  • pagetop_space: 見出しがページの頭にくると,before_linesで指定されたアキは入らないようにしています.pagetop_spaceが入ると常に入るようになる.オプション名を悩んでいる.
\DeclareCutinHeadingの設定内

markで見出し文字列の前に何か入れることができます.jsarticleの\paragraphで頭に■が出るけど,ああいうやつ.

\DeclareCutinHeadingの設定内

afterindentで見出しの後のインデント量を指定できる.……どう見ても直後の文のインデントをするか否かに見える設定名なので後で変更する.after_spaceとか?

\DeclarePageStyleの設定内
  • mark_format: 柱のフォーマット.例えば_chapter={第\thechapter 章\quad #1}とすると\chaptermarkがこれに従い定義される.
  • command: \ps@***の一番最後に実行される.
  • gap: ノンブルと柱を同じ場所においた時に,その間の距離.
  • no_clear_mark: デフォルトでは\ps@***の一番最初に\sectionmarkとかを全部\@gobbleにするようにしているのだが,これをしないようにする.

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