いろいろとkeyval形式でカスタマイズができる,というのは(副産物的ではあるけど)jlreq.clsの便利そうな点になっている.しかし行き当たりばったりでkey名を決めたりしているので,これでいいのかどうか…….ちと失敗したかなぁと思うのが,
\jlreqsetup{
sidenote_mark={
mark=<文字列>,
headingfont=<命令>
}
}
の部分.ここで入れ子構造を入れてしまった…….そうすると,全体的に入れ子を導入して,例えば
\documentclass[sidenote={
width=<寸法>,
type=[number/mark]
}]{jlreq}
とすべきだったのではないかと思い始めてしまった.しかし入れ子が深くなると利便性の観点ではマイナスかと思うので,上のsidenote_mark
を展開して,sidenote_mark
とsidenote_headingfont
の二つにしようかしら.
ちなみにこの各種設定,ドキュメントにないものが結構ある.正式仕様に格上げされる可能性もあるし,消え去る可能性もある.20170208ではバグっていたりするのもある.
- クラスオプション
a4paper
など jarticleとかの互換性のために残してあります.
paper=a4
と同じでそっちを使うこと推奨.11pt
とかもある.- クラスオプション
footnotetext_indent=[one/two]
脚注のインデントを指定します.4.2.5.dの図4.72を切り替えます.ドキュメントにないのは「one/two」というvalueがさすがにどうかと思うのだが,他のが思いつかないから.
\DeclareBlockHeading
の設定内label_format
: ラベルのフォーマット指定.\chapter
が第1章とかなるのはこれを使っている.たぶんすぐに正式仕様になる.subtitle_format
: 副題のフォーマット指定.#1
が副題自身に置き換わる.fomart
: 見出し全体のフォーマット.#1
がラベルに,#2
が見出し文字列に,#3
が副題に変わる.対応するものがない場合は空になる.pagetop_space
: 見出しがページの頭にくると,before_lines
で指定されたアキは入らないようにしています.pagetop_space
が入ると常に入るようになる.オプション名を悩んでいる.
\DeclareCutinHeading
の設定内mark
で見出し文字列の前に何か入れることができます.jsarticleの\paragraph
で頭に■が出るけど,ああいうやつ.\DeclareCutinHeading
の設定内afterindent
で見出しの後のインデント量を指定できる.……どう見ても直後の文のインデントをするか否かに見える設定名なので後で変更する.after_space
とか?\DeclarePageStyle
の設定内-
mark_format
: 柱のフォーマット.例えば_chapter={第\thechapter 章\quad #1}
とすると\chaptermark
がこれに従い定義される.command
:\ps@***
の一番最後に実行される.gap
: ノンブルと柱を同じ場所においた時に,その間の距離.no_clear_mark
: デフォルトでは\ps@***
の一番最初に\sectionmark
とかを全部\@gobble
にするようにしているのだが,これをしないようにする.
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