2020年12月29日

LaTeXのHookシステムメモ.

\NewHook{<フック名>}

<フック名>からなるフックを作成する.とにかくこれをしておかないと話にならない.

\AddToHook{<フック名>}[<ラベル>]{<コード>}

フックを追加.一カ所に複数の独立したフックを入れたいときのために<ラベル>をつけることができる.

\UseHook{<フック名>}

\AddToHookで追加されたフックを実行する.複数のラベルとともに追加されていたものはすべて実行される.

\RemoveFromHook{<フック名>}[<ラベル>]

フックを削除する.該当フックが空の場合は「消されたマーク」が入る.消されたマークがある場合は\AddToHookしても追加がされない.この「消されたマーク」は蓄積する.

\NewHook{test}
\AddToHook{test}{HOOK TEST}
(1:\UseHook{test})% 出力
\AddToHook{test}{HOOK TEST}
(2:\UseHook{test})% 二個出力
\RemoveFromHook{test}
(3:\UseHook{test})% 空
\RemoveFromHook{test}
\RemoveFromHook{test}
\AddToHook{test}{HOOK TEST}
\AddToHook{test}{HOOK TEST}
(4:\UseHook{test})% 空

消されたマークを追加せずに確実に消すには,\AddToHook{test}{}\RemoveFromHook{test}かな.

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