koma-script,目次のカスタマイズ.tocbasic
パッケージを使うことでも利用可能.
目次は\DeclareTOCStyleEntry[<options>]{<style>}{<見出し命令名>}
で使う.\DeclareSectionCommand
のtocstyle
とは何だったのかという気もするが…….<style>
が基本となるスタイルで,それに<option>
を加えていく.<見出し命令名>
にはfigure
や>table
も指定可能.
なお,設定を省略した場合には現在の設定が使われるのは\DeclareSectionCommand
と同様.
スタイルとオプション
次のオプションはスタイルによらず指定できる.
level
:この値がtocdepth
カウンタ以下ならば出力される.indent
:寸法が指定できて左の空き.
tocline
イメージする目次に近いやつ.一番カスタマイズができて,次のオプションが指定可能.
rightindent
:寸法が指定できて目次部分の右の空き.ページ数を含む行はインデントされない.dynindent=[true/false]
:これがtrue
ならばインデント量が自動で決まる.このときindent
オプションの値はインデントの最小値になる.beforeakip
:前空きを寸法で指定.breakafternumber=[true/false]
:true
ならば目次のラベル直後に改行が入る.numwidth
:寸法を指定.ラベル部分の長さ.dynnumwidth
:ラベル部分の長さを自動で決めるか.これがtrue
の場合numwidth
は最低値を意味することになる.linefill
:目次本体とページ番号の間に入る命令.実際には\hfil
を指定して点線を消すか,\TOCLineLeaderFill[<leader>]
により(点々ではなく)<leader>
が並べるかどっちかかと思う.pagenumberbox
:ページ番号をカスタマイズするために使う.一つの引数をとる命令を指定する.例えばpagenumberbox=\fbox
とするとページ番号が□で囲まれる.pagenumberformat
:ページ番号のフォントを指定する.pagenumberwidth
:ページ番号の幅を寸法で指定する.pagenumberbox
がデフォルトのものでないと意味を持たない.entrynumberformat
:一つの引数をとる命令を指定する.ラベル部分を変化させる.entryformat
:一つの引数をとる命令を指定する.目次部分(ラベルも含む)を変化させる.
dottedtocline
点々のあるtocline
.
undottedtocline
点々のないtocline
.
largetocline
でかいundottedtocline
.
gobble
出力されない目次.
toctext
改行されないで並んでいく目次.次のオプションが指定可能.
rightindent
:寸法が指定できて右空き.beforeakip
:前空きを寸法で指定.pagenumberformat
:ページ番号のフォントを指定する.entrynumberformat
:一つの引数をとる命令を指定する.ラベル部分を変化させる.entryformat
:一つの引数をとる命令を指定する.目次部分(ラベル,ページ数も含む)を変化させる.numsep
:ラベルと見出し文字列の間の空きを寸法で指定する.
0 件のコメント:
コメントを投稿
コメントの追加にはサードパーティーCookieの許可が必要です