2016年8月15日

日本語組版処理の要件を目指すクラスファイル,要件の方がいくつか幅を持たせている場合は極力オプションなどで変更できるように試みている.例えば一行の長さはドキュメントクラスにline_lengthオプションで与えるようにしてみたり,など.

jcharbddのみを指定した文字クラスを用意し,それを欧文と見なすようにしていたのだが,やっぱりやめた.jcharbddは,和文とそれ以外との間を意味するのだが,特にkernやglueとの間も含まれる.よって,例えばあ\hskip 0ptいとしても空白が入ってしまう.結局xkanjiskip任せにすることにした.行の調整処理の際に,xkanjiskipはどのJFMグルーよりも低い優先度で扱われる.これが要件の内容と整合的か確認しないと……

4 件のコメント:

  1. とてもどうでもよいことなのですが,LaTeX でオプション(キー)名に line_length のようにアンダースコアを使うのはあまり見ないなあ,とふと思いました.
    使わないことに特に理由もないのでしょうけれども.

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  2. そうなんですよねー.もしかして使えないのかなと思って試してみたら,普通に使えてしまってちょっとびっくりしました.まぁ区切る必要がないくらいに短くてわかりやすい名前をつける方がよいのかもしれないですが……

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  3. > xkanjiskipはどのJFMグルーよりも低い優先度で
    優先度の指定方法に悩み,結局現在まで放置しています.
    「ユーザが優先度の設定を変更したい場合は,事前に luatexja.adjust.priority_table を設定しておく」なら悩まずにさっとできるのですが,これではあまりにも不親切ですよね.

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  4. うーん,それよりはまだ(x)kanjiskipに\ltjsetparameterか何かで優先度を設定する方がよいかなという気もしますが,これもいまいちかなぁ.
    それとplusとminusの優先順位を一緒にしないとならないのも(JLREQ的には)なんか頭が混乱します.

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