2016年6月13日

セミナー.スライド辛い…….更に設定ができなかったか何かで,すげー小さく表示されていて見えにくくて更に辛かった.GL(に付随するA型affine Hecke環でもいいけど)の既約表現はmultisegmentでパラメトライズされる.$a,b$をmultisegment,$L_a$を対応する既約表現,$\pi(a)$をstandard moduleとした時,重複度$[\pi(a):L_b]$はあるKazhdan-Lusztig多項式で書ける.これに対して,定理:$a,a'$をmultisegment(でたぶん何か条件を満たす)とすると,写像(全単射?)$\{b\mid b\le a\}\to \{b'\mid b'\le a'\}$で重複度を保つものがある.(Zelevinskyの予想と言っていた気がする.)たぶん$a'$のサイズを$a$よりも小さくして帰納的に計算したりする,とか言うように使うんだろうか?

証明は三段階にわかれる.まず一般のmultisegmentに対して,symmetric(の定義は忘れた……)なmultisegment $a^{\mathrm{sym}}$を与える(定義は組み合わせ論的)ことができ,これは重複度を保つ.更にsymmetricな場合には,対称群の元を与えることができ,これはKazhdan-Lusztig多項式を保つ.(対称群の元に対しては対称群のKazhdan-Lusztig多項式を考える.)対称群に対しては定理と同様の主張がしられていて,それから定理が得られる.後は既約表現$\pi_1,\pi_2$に対して$\mathrm{Ind}_P^G(\pi_1\boxtimes\pi_2)$の重複度を与えるアルゴリズムが作れるとかいう話をしていた.

セーヌ川の増水は帰ってきたらだいぶおさまっていた.昨日とった写真はこんな感じ.先週と見比べると違いがよくわかる.取り残された船は復活(まだ手元のところに少し水が残っているけど).

公園の水もはけて,子供たちが遊んでいました.

クルーズ船も復活しているみたい.

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